今回はキーワード選定の作業のうち、「検索ボリュームの確認」のやり方について解説していきます。
少しおさらいすると、キーワード選定とは、「検索ボリュームがあって、ライバルも少ない・強くないキーワードを探す」ことが目的です。
- 検索ボリュームの確認
- ライバルチェック
2つの作業で選んだキーワードで記事を書くことを積み重ね、ブログにアクセスを集めていきます。
どちらか一方だけの作業でブログを書いていくと、アクセスが集まる記事を書ける可能性が下がります。
ですから、「検索ボリュームの確認」と「ライバルチェック」という2つの作業をしてキーワードを選び、トレンドアフィリエイトのブログを作って行く必要があるんですね。
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では、今回の本題、「検索ボリュームの確認」のやり方について、説明をはじめていきましょう。
検索ボリュームの確認に使うツールと使い方
検索ボリュームの確認に使う(使える)ツールは主に2つです。どちらもGoogleが無料で提供してくれているもので、
- グーグルトレンド
- キーワードプランナー
ここから、この2つのツールの使い方と、キーワード選定の検索ボリュームの確認の基準を説明していきます。
グーグルトレンド
グーグルトレンドとは、指定したキーワードの検索ボリュームの推移を教えてくれるツールです。https://trends.google.co.jp/trends/
ここの「調べる」という機能を使います。
使い方は、調べたいキーワードを、↑画像の赤丸部分に入力するだけです。
期間中(初期値は過去5年間)の最大検索数を100とした場合の、検索ボリュームが出ます。
例えば、「りんご 栄養」といキーワードで調べてみると、↓のようなグラフが出ます。
※キーワードの間は半角スペースでないと正しく結果が出ないようです。
↓ ↓ ↓
ここから、12月上旬が検索のピークだということがわかります。
もう1例、「オリーブオイル 効果」で検索してみると、
グラフの上下はありますが、特定の時期ではなく、年間を通して検索ボリュームのあるキーワードだということがわかります。
で、本題の検索ボリュームのあるキーワードかという基準は、
2語以上で調べた時にグラフが出るか?
で判断します。
例えば、「りんご 乾燥」で調べた場合、↓のようにグラフは出ません。
この場合は、一定規模の検索が見込めないと判断します。
つまり、
- 「りんご 栄養」というキーワードは検索ボリュームあり ⇒ このキーワードで記事を書く価値あり
- 「りんご 乾燥」では検索ボリュームは不十分 ⇒ このキーワードで記事を書くのは見送るべき
また、グーグルトレンドでは2~5組のキーワードの検索ボリュームを比較することができます。
↓のように「+ 比較」の部分にキーワードを入れると、
赤と青と2つのグラフが出てきて、青で表示された「りんご 栄養」のほうが検索ボリュームがあることを確認できます。
ひらがな/カタカナ/漢字、どれをキーワードに使おうか、似たような言葉だけどどっちを使えばよりアクセスが集められそうか、という確認にもグーグルトレンドが活用できます。
グーグルトレンドで注意が必要なのは、検索需要のピークを100とした相対値でグラフが表示されることです。
つまり、そこそこ検索ボリュームでも、とてつもなく検索需要の大きいキーワードでも100で表示されるので、検索需要が大きすぎてライバルが強いキーワードかが判断できないんです。
これについては、この次に説明するキーワードプランナーを併用するか、実際にそのキーワードで検索してみて、ライバルチェックをするといった確認作業が必要になります。
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キーワード選定のライバルチェックはどうやるの?やり方と考え方
キーワードプランナー
続いて、キーワードプランナーの使い方を説明します。キーワードプランナーはGoogle広告(旧Google Adword)という広告サービスの機能の1つです。
本来、グーグルに広告を出してもらう時の調査に使うのですが、アフィリエイトのキーワード選定(検索ボリュームの確認)にも使われることの多いツールです。
もちろん、アドセンス/トレンドアフィリエイトでも、検索ボリュームの確認に使えます。
キーワードプランナーは、こちらのサイトから利用できます。
⇒ キーワードプランナーのサイトへのリンク
初めて利用する場合は、画面右上のログインボタンをクリックした上で、広告出稿に関わる登録作業が必要です。
が、実際に広告を出す必要はないですし、入金しなければ広告費用も取られませんので安心して下さい。
(ここでは登録作業の手順は割愛させてもらいます。「キーワードプランナー 登録」などで検索すれば、見つかるはずですよ)
で、キーワードプランナーの画面がこれ↓
検索ボリュームを調べるには、赤枠で囲った「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックします。
クリック後に出てきた画面に、調べたいキーワードを入れ、矢印を付けた「候補を取得」ボタンをクリックすると情報が調べられます。
キーワードプランナーの特徴は、複数のキーワードの検索ボリュームをまとめて調べられる点です。
キーワードを1組ずつ入力し、改行して2つ目以降のキーワードを入力すればOKですよ。
ここでの例も「りんご 栄養」で検索ボリュームを調べてみます。
調べたいキーワード(今回は、「りんご 栄養」)と入力して、開始ボタンをクリックしたら、↓のような画面が表示されるので、画面上部にある「過去の指標」をクリックします。
で、↓のような表示になるので、赤枠で囲った「月間平均検索ボリューム」の数値で、検索ボリュームを確認します。
検索ボリュームの判断基準は下表の通りです。
月間検索ボリューム の値 |
判断基準 |
- |
アクセスが見込めないキーワード |
10~100 |
やや少ないけれども、記事にすることが可能な範囲 |
100~1,000 |
記事にする価値のある検索ボリューム |
1,000~1万 |
検索ボリュームは大きいですが、ライバルが多い・強いキーワードである可能性が高い |
1万~10万、それ以上 |
検索ボリュームは大き過ぎるので、絞込みや他のキーワードへの変更を検討が必要 |
つまり、月間検索ボリュームが100~1,000のキーワードであれば、検索ボリュームとしてOKなので、ライバルチュエックをした上で積極的に記事を書いていけると判断できます。
月間で100~1,000しかないキーワードで大丈夫なの?って疑問に思うかもしれませんが、実際には1日に数百、月間で数千のアクセス(場合によってはそれ以上)が見込めます。
ちなみに、今回の例で使った「りんご 栄養」は、1,000~1万ですので、ライバルチェック次第では他のキーワードに変更するとか、りんご+栄養にもう1語加えるなどの対応が必要と言えますね。
キーワードプランナーの便利なところは、先ほども伝えたように複数のキーワード候補を一度に調べられること。
調べたいキーワードをテキストメモやエクセルに書きためておいて貼り付けられるので、まとめて調べると効率的ですよ。
また、100~1,000とか、1,000から1万など、大まかな単位ですが、絶対量で検索ボリュームがわかるのもキーワードプランナーの特徴です。
デメリットは、検索ボリュームの大きさがざっくりしていること。
100~1,000とっても、110と900では大きく違いますが、そこまで細かく把握できなのが難点です。
また、季節ごとの検索ボリュームの大小がわからないのもデメリットと言えます。
ちなみに、2016年の途中までは、キーワードプランナーで月別に細かい検索ボリュームを見ることができました
が、今はお金を払って広告を出している(本来のAdWrodsのサービスを利用している)人だけが対象になってしまいました。
少額(200~300円程度)なので、季節ネタを扱うことが多い場合は、投資と考えて広告を出すのも手ですね。
2つのツールをどのように使い分けるか
ここまでで、グーグルトレンドと、キーワードプランナーの使い方と、検索ボリュームの判断基準を説明しました。どちらが良いのかという点については、はっきりした答えはありません。
好みによる部分も大きいので、最初のうちは両方共少しずつ使っみて、しっくり来るほうを利用する、または用途別に使い分けるのが良いと思います。
私の場合はキーワードプランナーをメインで使い、季節性のあるミドルレンジキーワードの検索時期のピークや、2つ以上のキーワード候補の検索ボリュームを比較したい、という場合にグーグルトレンドを使うようにしています。
特徴やデメリットも今回説明していますので、その点を踏まえて実践してみて下さい。
それからもう1つ。
- グーグルトレンドと、キーワードプランナーどちらを使うべきか
- グーグルトレンドと、キーワードプランナーの判断条件が両方そろわないと検索ボリュームが十分と判断できないのか
で。答えとしては、
- どちらか一方のツールを使うだけでも良いし、両方使っても良い
- どちらか一方だけ、とOKだった(もう一方では出なかった)場合も、検索ボリュームは十分と判断して良い
「どちらか一方だけOKなら良い」というのは、ぜひ覚えておいて下さい。
まとめ
今回は、トレンドアフィリエイトのキーワード選定で必要な作業の1つである、「検索ボリュームの確認」のやり方について説明しました。要点をまとめると、
- グーグルトレンドで2語以上の組合わせてグラフが出る
- キーワードプランナーの月間検索日リュームは100~1000(10~100も可)
ライバルチェックと違い、基準が明確でわかりやすいですよね。
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ぜひ参考にしてください。